いつ交換するのがベスト?タイヤ交換時期の見極め方を調査!
タイヤにも消費期限があるって本当?
こんにちは!調査員Sです。
今年は記録的な暖冬。私が住んでいる名古屋ではまだ本格的な雪は降っておらず、もしかすると今年はこのまま雪が積もらないかも?みたいなことも言われています。
なので「今年はノーマルタイヤでいいか」なんて考えていたんですが、ふと愛車(ワゴンR)のタイヤを見てみたら溝がかなり浅くなっていてびっくり!
いいタイミングだと思ったので、いつ雪が積もってもいいようにスタッドレスに履き替えておきました。日ごろの確認って大事ですね……。
タイヤは常に道路と接していて、徐々にすり減っていく消耗品。タイヤの種類や走行環境によっても変わってきますが、消費期限はだいたい3~5年ほどといわれています。
というわけで今回は、タイヤの消費期限や交換時期について詳しく調査してきました!
タイヤの種類と交換時期の目安
夏用タイヤとは?
サマータイヤ・ノーマルタイヤとも呼ばれ、国産車のほとんどがこのサマータイヤを標準装備しています。寿命は4~5年。
冬用タイヤよりも摩耗に強く、耐久性を重視して作られています。
冬用タイヤとは?
スタッドレスタイヤ・ウィンタータイヤとも呼ばれます。
夏用よりもタイヤに刻まれた溝(スリット)が深く、また複雑に切り込み(サイプ)を入れることで雪の上や氷の上でも滑りにくくなっています。寿命は3~4年。
夏用より素材が柔らかいこと・構造的に重くなることもあって耐久性は劣ります。
オールシーズン用タイヤとは?
名前の通りオールシーズン使えるタイヤ。どっさり雪が積もった道やカチコチに凍った道などでなければ、雪の日でも問題なく走行できます。
※絶対に安心というわけではないので慎重な運転を心がけてくださいね!
溝の深さなどはスタッドレスタイヤと似ていますが素材はサマータイヤに近いため、寿命は4~5年ほどです。
結局、タイヤはいつ交換したらいいの?
緊急度★☆☆乗り心地が悪くなったら
タイヤの状態は乗り心地にも影響します。
ブレーキが効きにくくなった・なんとなく乗り心地が悪い・走行音が大きくなったなどの変化を感じたら、一度タイヤの状態を確認してみましょう。
緊急度★★☆タイヤの消費期限が来たら
製造年から4~5年(スタッドレスの場合は3~4年)が経過していたら交換しましょう。
たとえ見た目に変化がなくても、ゴムが経年劣化してもろくなっている可能性があります。
タイヤの側面には、そのタイヤが生産された時期を表す4桁の数字が印字されています。
前半の2桁は年間通しての週数、後半の2桁は西暦を表しています。例えば「1019」と印字されていた場合「2019年の第10週目」つまり2019年の2月半ばごろに生産されたものということが分かります。
緊急度★★★スリップサインが出たら
タイヤの溝の深さが1.6㎜に近づくとお知らせしてくれるスリップサイン。
この溝が途切れている部分がスリップサインです。
これが1ヶ所でも出ているタイヤは、すり減って滑りやすくなっている危険な状態。速やかにタイヤを交換しましょう。
タイヤが劣化する原因は?
劣化の原因①太陽光
太陽光に含まれる紫外線はタイヤの天敵。紫外線を浴びたタイヤのゴムは化学反応を起こし、表面がひび割れてしまいます。
また、夏場の熱いアスファルトにも要注意!高温にさらされたゴムはどんどん乾燥し、劣化を速める原因になります。
劣化の原因②雨や雪などの水分
タイヤに使われている合成ゴムは水分を吸収すると「加水分解」を起こします。この加水分解によってゴムを構成している分子の間に水分子が入り込み、強度が落ちてしまいます。
屋外を走る以上、紫外線を浴びたり雨で濡れたりするのは仕方ないこと。
保管場所として屋根付き駐車場やガレージを利用すると、直射日光や雨風からタイヤを守ってより長持ちさせられますよ~!
タイヤ交換時期の見極め方を調査!結果まとめ
・タイヤには夏用・冬用・オールシーズン用があり、それぞれ寿命が違う
・タイヤ交換時期の目安は乗り心地・経過年数・スリップサイン
・タイヤを長持ちさせるには屋根付き駐車場やガレージがおすすめ!